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わかった気になる!!日本史 明治時代編

明治時代をやっていきます。開国した日本は、外国とどう渡り合っていくのか、また国内ではどのような議論が出てくるようになるのか見ていきましょう。

 

 

明治政府(日本)……日ξ ゚⊿゚)ξ
出来たばかりの政府なので、政府内の対立が激化。外国と対等に渡り合うために奮闘中。

中国(清)……清( `ハ´)
列強にフルボッコにされている。だが、メンツのために朝鮮だけは渡さない。

朝鮮……朝<ヽ`∀´>

この時代になっても鎖国を続ける頑固な奴。しかし世界はそれを黙って見過ごすはずもなく…

ロシア……露ν(・ω・ν)
冬でも凍らない港がほしい…ってことで南下中。


 

イギリス……英从 ゚∀从
世界中に植民地を作るのが夢。ということで、足がかりはアフリカとアジア。

アメリカ……米(・∀ ・)
帝国主義の波に少しだけ乗り遅れた。でも植民地めっちゃ欲しい。


 

ドイツ……独( ゚皿゚)
近代になってメキメキ国力をつけて成り上がった。その勢いはとどまることを知らない。

日ξ ゚⊿゚)ξ「『戊辰(ぼしん)戦争(せんそう)』で幕府勢力は一掃したわ。だから、今からあたしの言うことを聞いてよね。まず政府の基本方針として、全てのことはみんなの意見を聞いてから決めるわよ。あと、国民はキリスト教を禁止しなさい。」


 

政府の基本方針を示したのが『五(ご)箇条(かじょう)の誓文(せいもん)』だ。はじめは天皇が大名に誓う形式だったが、これだと誓いを破ったときに天皇が咎められることになる。したがって、『天地(てんち)神明(しんめい)』に誓う形をとった。

一方、国民には『五榜(ごぼう)の啓示(けいじ)』が出された。これは江戸幕府の流れをそのまま受け継ぎ、キリスト教を禁止するなど庶民の方針が示された。


 

日ξ ゚⊿゚)ξ「江戸の名前を変えて、今日から『東京』にするわ!!あと、元号とかややこしいから『一世(いっせい)一元(いちげん)の制』にするわよ。」

『一世(いっせい)一元(いちげん)の制』とは、天皇一代(一世)につき一元号(年号)というものです。

また、江戸は東京と改められ、明治天皇が京都から東京に移ったのをはじめ、翌年には政府の諸機関も東京に移されました。


 

こうして、今までの制度は大きく変わることになり、人々は新しい時代の幕開けに期待したのでした。

日ξ ゚⊿゚)ξ「外国の力は脅威よ!!ぼやぼやしてたら、植民地にされちゃうわ。藩ごとにバラバラに行動するのはよくないわ。日本を一つにまとめましょう!!」


 

ここで『版籍(はんせき)奉還(ほうかん)』が行われる。実際になにをしたかというと、それまで、大名が治めていた『土地』と『人民』を朝廷(天皇)のものとしました。これで、それぞれバラバラだった『土地』と『人民』が『日本という1つの国』だけに属することになりました。

しかし、それだけではまだ不十分です。日本は広いのでどこかの藩で、反乱を起こすかもしれません。


 

しかも、この時『藩主(はんしゅ)』は『知藩事(ちはんじ)』として引き続き旧領の政治を行っていたので中身は全然変わっていませんでした。

 


 

日ξ;゚⊿゚)ξ「う~ん…『知藩事(ちはんじ)』の政治だと、地方政治は江戸時代と変わりがないわね。あたしの言うことを地方に徹底させられないわ。なら、藩を捨てて『知藩事(ちはんじ)』はクビにしましょう。あとクビななった人は東京に住むように!!地方政治に口出しはさせないからね。」

これが『廃藩(はいはん)置県(ちけん)』。全ての藩を廃止して、『知藩事(ちはんじ)』をクビにした。そして政府の息のかかった人たちが『府知事』や『県令』となり、政府が全国を直接支配するようになりました。(中央集権化の完成)

また、自国の工業力をつけさせようとします。

日ξ ゚⊿゚)ξ「よ~し、次は産業よ。外国の知識を使って自由にやっていいわよ!!」

と言ってみたものの、みなやり方がわからずに困っていました。

日ξ;゚⊿゚)ξ「う~ん、みんな、なにから始めていいか分からないみたいね。なら、私がお手本を見せてあげるから、あなたたちはそれを真似しなさい!!」

こうして国の費用でできた工場が『官営(かんえい)工場(こうじょう)』だ。たとえば『富岡(とみおか)製糸場(せいしじょう)』が有名だな。

下線部のことを『殖産(しょくさん)興業(こうぎょう)』といい、外国から進んだ技術をとり入れ、近代的な産業を盛んにしようとする明治政府の政策だ。しかし、国民はいまいち理解できていなかったので、お手本として『富岡(とみおか)製糸場(せいしじょう)』が作られたのだ。

日ξ ゚⊿゚)ξ「天皇がいい感じに神格化されてるわ。これと神社を結び付けることが出来れば民衆を支配できそうね。『国家神道』を進めるわよ。神道に邪魔な仏教なんてぶっ壊しちゃいなさい!!」

こうして『神仏分離令』が出され、『廃仏(はいぶつ)毀釈(きしゃく)』という、仏教の迫害が実施されました。

 

 

また、明治政府は内政だけでなく、外交についても力を入れます。

日ξ;>⊿<)ξ「不平等条約ばかりじゃ近代国家とは名乗れないわ。何としてでも平等条約を結ぶわよ!!」

清( `ハ´)「小日本と対等なんていやアル…けどそんなこと言ってる場合でもないアル。」

日本が初めて結んだ対等な条約を結んだのが『日清修好条規』。しかし日本側としては不満もあったらしく、批准書が交換されたのは2年後になってからです。

日ξ ゚⊿゚)ξ「そろそろ、列強諸国と結んだ不平等条約の改正の時期ね。なんとかしてこの条約を改定したいわね。それと、欧米の進んだ技術を取り入れるためにも外国に行ってきなさい。」

こうして送り出されたのが『岩倉(いわくら)具(とも)視(み)使節団(しせつだん)』だ。メンバーは『岩倉具視』『大久保利通』『木戸孝允』『伊藤博文』達でした。条約改正のためにヨーロッパに渡った彼らでしたが、諸外国から「まだ日本は近代国家ですらない野蛮な国じゃんwwwそんな野蛮人なんか相手にできませんwww」と言われ、条約改正にはならなかった。

しかし、彼らは色々な国に行って議会、工場、学校、銀行など、近代的な文明を目の当たりにし、日本の近代化の参考にしました。

また、立憲君主国家として小国から強い力をつけてきたドイツ帝国(プロイセン)に一行は強い共感を得ます。

独( ゚皿゚)「大国ってのは、自分の都合のいい時は法律だ法律だ言うくせに、都合が悪くなると法律なんて無視して軍事力で潰しにかかるからなぁ…だから俺らは軍事力をつけて対等な関係になったんだぜ。日本もそうすればいいんじゃね??」

日ξ ゚⊿゚)ξ「やっぱり軍事力は重要よね…それにドイツは皇帝をトップとした立憲君主国。日本も天皇中心の国にしたいからこれは参考になるわね。」

ξ ゚⊿゚)ξ「ドイツも言ってたけど、軍事力をつけるためには常備軍を置かないとね。ということで20歳以上の男子諸君。あんたたちは、みんな兵隊になるのよ!!……え??なに??なんで武士を用いないかって?? 武士は年をとっても武士でしょ。そんなジジイに給料を支払い続ける分だけ無駄なのよ。徴兵で若いのをとった方がいいわ。」

ということで『徴兵令(ちょうへいれい)』を出すことに。国民からは兵隊は武士で十分やろ??と不満が募ったので武士から特権をはく奪し一般国民と同列に扱うようにした。

こうして色々な特権がなくなり『四民平等』は完成した。江戸時代、苗字を名乗ることは武士だけの特権だったが、『徴兵令(ちょうへいれい)』で人を集めたときに、同名が多すぎて紛らわしすぎたので、他の人にも名字をつけることを強制した。

日ξ ゚⊿゚)ξ「武士ってほんと邪魔な存在よね。こいつらの給料だけで国家の財政の3割ってどんだけよ。一刻も早くクビにしないと、財政がやばいわ。今なら退職金あげるから早くやめちゃいなさい!!」

これを『家禄(かろく)奉還(ほうかん)』という。このときの武士は働かずに給料をもらっていたも同然だったので、退職金を払って武士をやめさせたかったのだ。

日ξ >⊿<)ξ「もう!!ほんと財政がやばいわね。武士をクビにしたのはいいけど、財政がまだ安定しないわ…こうなったら、年貢じゃなくて現金で税を納めてよね!!」

この『地租改正』では、1年の収穫量を基礎に土地の値段、すなわち地価を決定。この地価の3%を地租として、お金で税金を納めることになります。しかし、農民にはこの税率は高すぎたので…

日ξ;⊿;)ξ「うぅ…3%はたしかに高かったわ…2.5%にするから反乱はもうやめて。」

各地で一揆が続発したために、税率を下げました。

日ξ ゚⊿゚)ξ「そろそろ本格的に外交していきたいわね…とりあえず近くの朝鮮にいってみようかしら」

朝<ヽ`∀´>「この前まで鎖国してたのに、いきなり通商??そんな信念のない国とは付き合えないニダ!!」

日ξ#゚⊿゚)ξ「こいつ…言ってくれるじゃないの」

日本が朝鮮に行ったときに、明治政府にとってカチンとくることを言ってきたので、朝鮮に攻めに行こうぜ!!ってことになりました。これを『征(せい)韓論(かんろん)』と言い、『西郷隆盛』や、『板垣退助』などが主張していました。

しかし、そこに欧米から帰国していた『岩倉具視』『大久保利通』らは「内政の充実が優先である。『征(せい)韓論(かんろん)』などもってのほか」と反対した。そして激しい攻防の末、朝鮮の派遣は行わないことにしました。そして『征(せい)韓論(かんろん)』を唱えていた人たちは政府を去りました。

しかし『征(せい)韓論(かんろん)』で去った人たちは、ただでは起き上がりません。政府に対して『民選議員設立の建白書』を政府に提出します。

日ξ#゚⊿゚)ξ「議会を開くなんで時期尚早なのよ!!」

と、政府に言われてしまい、この要望は却下されます。

そんなとき、琉球の島民が台湾に漂着した際、琉球の島民が54人が現地人に殺害されたので清と話し合いが行われていました…

日ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと!!どうしてくれんのよ!!」

清( `ハ´)「そもそも、台湾は管轄外アル。それにそもそも琉球は我の土地アル。」

日ξ#゚⊿゚)ξ「いいえ、琉球は日本の領土よ。だから、責任を追及するため台湾に派兵よ!!」

これで台湾に攻め入る大義名分を得た日本。そして台湾全土を占領しました。このことを『台湾出兵』と言います。そしてこの後、琉球は沖縄県として日本に組み込まれました。

続いて、ロシアとの外交に入っていきます。

日ξ ゚⊿゚)ξ「日露和親条約で樺太は日本とロシアの雑居地域なのに、ロシアが樺太の経営を強化しているわね。どういうこと??」

露ν(・ω・ν)「ジャップがうるさいなぁ…ケンカ売ってんの??」

日ξ;゚⊿゚)ξ「うぅ、でも確かに北海道の開拓が優先だし、樺太は放棄してロシアとの関係を安定させるべきかしらね…なら、樺太はあげるから、千島列島をちょうだいよ!!」

露ν(・ω・ν)「まぁそれならいいかな」

ということで、『樺太・千島交換条約』が日本とロシアの間で結ばれ、これによってロシアとの国境線を画定させました。現在、日本が返還を求めている北方四島については、日露和親条約で日本領として確定しています。

お次は朝鮮との外交です。

日ξ ゚⊿゚)ξ「『征(せい)韓論(かんろん)』を退けておいてナンだけど、やっぱり、朝鮮と貿易したいわね。ちょっと朝鮮に行ってきなさい!!」

朝<ヽ`Д´>「江華島に日本の船が…攘夷ニダ!!やっつけるニダ!!」

日ξ*>⊿<)ξ「攘夷だなんて懐かしい響きだわ、フフッ!!世の中が読めてない連中なんて大したことないわね。よぉし、あっちが攻撃してきたんだから『仕返し』として朝鮮を攻めちゃいなさい!!」

そして、この戦いに日本が勝ち、ついに朝鮮も開国に踏み切らざるを得なくなり『日朝修好条規』を結びました。

さらに、内容は日本に領事裁判権、関税免除を認める不平等条約なのでした。

どこかで聞いたことがありますね??

次は国内の様子について見て行こう

日ξ ゚⊿゚)ξ「今までも内乱があったけど、今度は『西郷隆盛』が乱を起こしたみたいね。」

明治政府になってから武士は特権を奪われたり退職させられたりがありましたが、さらにあの後も『廃刀令』や『秩禄(ちつろく)処分(しょぶん)』でさらに特権を失っていました。こうしたことから武士が『西南戦争』が起こしました。

結局は『西郷隆盛』が自害しました。そして『徴兵令(ちょうへいれい)』によって平民出身の兵士も多い官軍の勝利は、武士の時代の終わりを決定づけ、これ以後は士族による反乱は終了。これが日本における最後の内戦となりました。

 


『征(せい)韓論(かんろん)』で去った『西郷隆盛』は武力で日本を変えようとして失敗しましたが、同じく明治政府から去った『板垣退助』は武力ではなく言論によって藩閥政治を批判し、国会の開設を求める運動を行いました。これを『自由民権運動』といいます。

日ξ;゚⊿゚)ξ「今度は『板垣退助』…『自由民権運動』はかなり盛り上がってるみたいね。『北海道(ほっかいどう)開拓使(かいたくし)官有物(かんゆうぶつ)払下げ(はらいさげ)事件(じけん)』で政府批判が高まってるから下手なこともできないわ。しょうがない『国会(こっかい)開設(かいせつ)の詔(みことのり)』を出しましょう。」

『北海道(ほっかいどう)開拓使(かいたくし)官有物(かんゆうぶつ)払下げ(はらいさげ)事件(じけん)』は北海道開拓使所属の官有物を民間に払い下げるにあたり、開拓長官の黒田清隆は、不当に安い値段で、同郷の貿易商に払い下げようとして問題で、『国会(こっかい)開設(かいせつ)の詔(みことのり)』は10年後に国会の開設を国民に約束したことです。

国会が開設するに当たって政党が必要になってきます。板垣退助は『自由党』を結成。

→急進的な自由主義(フランス流)。士族・地主・農民らが支持

これに対し大隈重信が『立憲改進党』を結成。
→穏健な立憲君主制(イギリス流)。知識人・資本家らが支持

一方政府は…

日ξ;゚⊿゚)ξ「『西南戦争』で金使いすぎオワタ。お金を刷りまくってなんとかするわ。」

こうして、お金を刷りすぎるとどうなるか…答えは『インフレ』。
物価が跳ね上がってしまったのだ。

日ξ*>⊿<)ξ「でも、よく考えたら紙幣の通過量を減らせばいいのよね??だったら増税すればいいじゃない。あたしって頭イイ!!そうときまれば全員からまんべんなく絞りとれる消費税がいいわね。ガンガン増税しちゃいなさい。」

政府はガンガン消費税を上げていった。その結果『インフレ』は収束した。この財政を『松方財政』という。

 


しかし、その後もガンガンやり過ぎたので何が起こったかと言うと…

日ξ;゚⊿゚)ξ「『デフレ』ですわ。」

逆に『デフレ』が起こってしまったのだ。『デフレ』とは物の価値が下がることで、とくに秩父では『松方財政』により繭価(まゆか)が暴落。借金が返せないものが続出し、借金返済の猶予、減額を求める運動を起こす。これが『秩父事件』だ。

日ξ ゚⊿゚)ξ「『国会開設の詔(みことのり)』で国会を開く約束したからその準備に取り掛からなくちゃ。とりあえず憲法がないと話にならないわ。この前のヨーロッパ視察の時のドイツの憲法を参考にしましょう。」

ということで、ドイツの憲法を参考に『大日本帝国憲法』が作られた。

特徴としては、天皇の権力を強くしてあるところだろう。『緊急勅令権』で天皇は急に法律が作れることや、『統帥権』で、軍隊は全て天皇が自由に動かせるようになっていた。

そして憲法が出来た翌年、第一回帝国議会で『貴族院』と『衆議院』の二院制からなる

議会が開かれた。『衆議院』議員の有権者は直接国税を15円以上納めている満25歳以上の男子のみで、これは全人口の1%しかなかった。

日ξ ゚⊿゚)ξ「よし、これで憲法もできたし、議会も開いたわ。これで(形だけは)近代化はかなり進んだわね。これだけやれば、外国も不平等条約について考えてくれるかもしれないわ。さっそく交渉よ!!」

英从 ゚∀从「あぁ…不平等条約ね。いいよ別に。(ロシアの南下政策が邪魔なんだよな…とりあえずここは、譲歩しとくか。)」

ここで、イギリスとの間の領事裁判権は撤廃されました。

 


日清戦争について見て行きます

朝<ヽ`Д´>「『東学党の乱』が起こったニダ!!攘夷運動が起こってるニダ。清よ助けるニダ!!」

清( `ハ´)「しょうがない、沈めてやるアル。でも『天津条約』で我が兵を出すときは日本にも言わなきゃいけないアル。ってことで日本に連絡アル。」

日ξ ゚⊿゚)ξ「朝鮮に住んでいる日本人が危ないわ!!出兵よ!!(いい大義名分が手に入ったわ!!)」

清と日本の軍隊により、この乱は鎮められました。しかし…

清( `ハ´)「じー…」

日ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと!!もう反乱は鎮めたんだから、とっとと帰りなさいよ!!」

清( `ハ´)「わらわら…」

日ξ#゚⊿゚)ξ「むしろ、増えてんじゃないの??なめてんのアンタ??しょうがない朝鮮!!ちょっと来なさい!!」

朝<ヽ`∀´>「何ニダ??」

日ξ ゚⊿゚)ξ「あんたが直接、清に出ていけって言いなさいよ。」

朝<ヽ`∀´>「何言ってるニダ??そんなことできるわけ…」

日ξ#゚⊿゚)ξ「なに!?アンタ、ウチとやる気なの??別にあたしはそれでもいいけど??」

朝<ヽ`Д´>「…清はどっか行くニダ」

日ξ ゚⊿゚)ξ「ねぇ聞いた??どっか行けだって。どうするの??」

清(#`ハ´)「小日本の分際で…戦争アル!!」

 


当時、朝鮮半島は清と日本とロシアまでが狙っていました。ここで日本が引いたら、いずれ朝鮮は清かロシアに取られてまうと考え、朝鮮が取られたら、次に狙われるのは日本だ、と考えた日本は、なんとしても朝鮮半島を手に入れたかったのだ。そして戦争の結果…

日ξ*>⊿<)ξ「やったー!!外国との戦争に勝ったわよ!!さっそく条約を結ばないと。」

こうして結ばれた条約が『下関条約』で、内容は朝鮮半島が独立国であることを認めること、日本が『遼東(りょうとう)半島(はんとう)』と台湾を支配すること、賠償金の二億両(三億円)を払うこと、港を開くことだった。

しかし、この『遼東(りょうとう)半島(はんとう)』を巡ってひと騒動が起きる。

露ν(・ω・ν)「おいおい、日本さんよ…ちょいと待ちな。」

日ξ;゚⊿゚)ξ「な、なによ。」

露ν(・ω・ν)「『遼東半島』は清に返したりぃな、な。いやなら俺とフランスとドイツで潰しに行くからええんやけどね。どないします??」

日ξ;⊿;)ξ「返す、返すわよ…うぅせっかくとったのに…。」

清( `ハ´)「おぉ…帰ってきたアル。」

露ν(・ω・ν)「おっとわりぃな、今返してもらった『遼東半島』俺に貸せや!!」

清(;`ハ´)「なにアルか??」

こうして最終的に『遼東(りょうとう)半島(はんとう)』はロシアのものになってしまった。

『日清戦争』で日本が取った『遼東(りょうとう)半島(はんとう)』をロシア、フランス、ドイツが圧力をかけて手放させた。このことを『三国干渉』といい。その後、ロシアのものになってしまった。

日ξ#゚⊿゚)ξ「こんちくしょう!!ロシアめ!!日本なめんじゃないわよ!!いつかボコボコにしてやるわ!!」

こうしてロシアをボコボコにしようってことを『臥薪嘗胆(がしんしょうたん)』という。

そして、日本と言う小国に負けてしまった清は、列強諸国の格好の餌食になていました。

清(#`ハ´)「外国人が多すぎアルよ!!好き勝手に土地をいじりまわして…いい加減にするアル!!」

日ξ#゚⊿゚)ξ「弱いくせに何言ってんのよ。おとなしくしなさい!!」

露ν(・ω・ν)「俺も止めに入るぜ。」

清で起こった外国人排斥の運動を『義和団(ぎわだん)事件(じけん)』と言う。それを鎮圧するために、日本とロシアを主力とする8ヶ国の連合軍は北京に出兵し、義和団を北京からのぞき、清を降伏させた。これを『北清(ほくしん)事変(じへん)』という。

露ν(・ω・ν)(南下して、朝鮮半島も手に入れてやるぜ!!)

日ξ ゚⊿゚)ξ(朝鮮半島は絶対に渡さないわ!!)

こうして、『義和団(ぎわだん)事件(じけん)』が終わった後も清に居座る両者。

このあと対立が激化することになる。

 


日ξ ゚⊿゚)ξ「う~ん、ロシアを何とかしたいのは山々なんだけど、さすがに大国だから、あたし一人の力じゃ限界だわ。ロシアと仲悪くて強い国っていないかしら…」

英从 ゚∀从「ロシアの南下政策うぜぇ…極東でロシアに対抗できそうな国は…」

両者の思惑が合致した瞬間だった。

敵の敵は味方…というわけで、早速『日英同盟』を結んだ。

これで、日本は心強い仲間を手に入れた。

日ξ ゚⊿゚)ξ「こっちには、イギリスが仲間になったのよ!!朝鮮半島を狙うのはやめなさい!!」

露ν(・ω・ν)「いやだよ、イギリスごと潰しちゃうからいいよ。別に。」

日ξ#゚⊿゚)ξ「大和魂見せたるわ!!」

 

 

こうして始まった『日露戦争』。戦争を始めたのはいいものの明らかに金はないし、兵力不足だし、向こうには世界最強のバルチック艦隊が向かってるし…という状況でかなり危ない戦いになりました。

英从 ゚∀从「はっはー!!バルチック艦隊に近道はさせないぜ!!それに燃料も売ってやんねぇよ!!」

露ν(・ω・ν)「地味な攻撃しやがって…」

日ξ#゚⊿゚)ξ「とうとう来たわね、日本海で海の藻屑となりなさい!!」

こうして、日本はイギリスの協力もあって快進撃を続けることになりました。しかし、日本も資金が尽きてボロボロの状態、一方ロシアは負けてはいますが、まだ戦えるよ、と言ってきました。

日ξ;゚⊿゚)ξ「もう限界よ。早く講和条約結ばないと…。これ以上戦えないわ。」

米(・∀ ・)「俺が仲介役になってやんよ。(俺もアジアの利権にからみてぇ)」

こうして、アメリカのセオドア=ルーズベルト大統領を仲介役として交渉が続きました。その結果、日本が朝鮮半島を支配しても、ロシアは文句言わない。旅(りょ)順(じゅん)と大連(たいれん)も日本のもの。樺太の南半分は日本のもの。そして、賠償金はなし。この条約を『ポーツマス条約』と言います。

樺太は、『千島・樺太交換条約』でロシアのものになっていましたよね。
しかし、賠償金がないのは…ということで怒った国民は『日比谷(ひびや)焼打ち(やきうち)事件(じけん)』を起こします。

 

 

日露戦争後について見て行きましょう。

日ξ*>⊿<)ξ「清につづいて、今度はヨーロッパの大国を倒しちゃったわよ!!これで日本は世界から認められたわ!!せっかく『遼東半島』とったんだから、ここに鉄道をひいて満州に勢力を伸ばしていくわよ!!」

こうして日本は、『南満州鉄道株式会社』を拠点として、満州に進出していった。

しかし、同じく満州を狙っていたアメリカとの仲は次第に悪くなっていった。

日ξ*>⊿<)ξ「そして、朝鮮は日本の保護国になったんだから言うこと聞きなさい!!」

朝<ヽ`Д´>「いやニダ!!なんで倭人が勝手なことしてるニダ!!」

ここで、『安重根(あんじゅうこん)』によって『伊藤博文』が殺されてしまう事件が発生してしまう。

日ξ#゚⊿゚)ξ「いい度胸じゃない!!あんたらなんか併合してやるわ!!あんたがいないと、あたしがほかの国に狙われちゃうのよ!!」

こうして、『日韓併合』を行った日本。

さらに、『日露戦争』で勝って一等国として認められた日本。ここで、不平等条約の改正に力を入れることになる。

ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと、あんたたち!!いつまでこんな条約結ぶつもり??その気になれば戦うこともできるのよ!!」

相手はロシアを倒した国だ。不平等条約を結んでいたら因縁つけられるかもしれないので、各国は関税自主権の回復を認めた。これで、江戸時代から続いた不平等条約は完全に撤廃されました。



 

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