top of page
1
「ケチな聖職者」
聖職者が歓談していて、それぞれの神への献金の話になった。
イングランドの司祭は言った。
「私は小銭だけ取っておき、銀貨や紙幣は神様のために使います」
アイルランドの神父は言った。
「わしは暮らしが楽でないので、銅貨は神様用、銀貨や紙幣は私用にします」
スコットランドの神父は言った。
「私はあるだけのお金をまとめて毛布にのせ、空へ放り上げます。 神様はご入り用な分だけ取られ、あとは私のために返してよこされるのです」
2
「杖のありか」
ヒトラーがフランスに勝って、ドーヴァー海峡の岸に立ち、言った。
「この忌々しい海を、どうやって渡ったらいいだろう」
ゲッベルスは答えた。 「ユダヤ人を連れてきて、紅海を渡ったトリックを聞き出しましょう」
強制収容所をくまなく探した末、モーセが見つかり、連れてこられた。 その時の問答。
「お前は、どうやって紅海の水を分けたのかね」
「一本の杖によってです」
「それだ!その杖はどこだ!」
「ロンドンの大英博物館です」
3
「天国の門」
ピカソ、アインシュタイン、ブッシュが天国の門の前で審判を受けた。
門番「おまえがピカソであることを証明してみせなさい」
ピカソは見事な絵を書いて見せた。
門番「通ってよし」
門番「おまえがアインシュタインであることを証明してみせなさい」
アインシュタインは一般相対性理論についての話をして見せた。
門番「通ってよし」
門番「おまえがブッシュであることを証明してみせなさい。ピカソやアインシュタインはきちんと証明できたぞ。」
ブッシュ「ええっと、ピカソとアインシュタインって誰ですか??」
門番「通ってよし」
4
「アッバース大帝」
夜中にアッバース大帝がお忍びで街を歩いていたら変な男たちの三人連れに出会って意気投合。
彼らは実は盗賊団で、これから王の宝物庫を荒らしにいくという。面白くなったアッバース大帝も着いていって、道々お互い自己紹介をする。
盗賊1「自分は動物の言葉が分かる」
盗賊2「自分はどんな鍵でも開けられる」
盗賊3「自分は一度見た顔は決して忘れない」
大帝「自分は実は絶大な権力を持っていて、髯をちょっと捻るだけでどんな大罪人でも許すことができる」
途中で犬が吼えたのを聞いて盗賊1がいわく
「犬が言っている。『大金持ちはお前たちの中にいるのに、今宵お前たちは何処に行くのか』」
やがて庫に着くと盗賊2が鍵をこじ開けて四人で荒らしまわる。翌朝大帝は王宮で兵士を呼びつけて昨夜の盗賊たちの人相を詳細に語って「ひっ捕らえてまいれ!」と命令。
そこで三人の盗賊が捕まえられてきて、盗賊たちは顔を上げられずにがたがた震えている。
ところがそこで盗賊3がふと大帝の顔を見上げて驚いていわく
「俺たちは三人とも特技を披露した。今度はあんたが髯を捻ってくれ」
これには大帝も苦笑して彼らを許すしかなかったという話。
5
「カナダ創生」
創世にあたり、神は大天使ガブリエルに言った。
神「今日はカナダという地を創ろうと思う。美しい自然、荘厳な山々、きらめく湖、生き物の楽園、鹿が遊ぶ森、鮭が集う川。そして地下には豊富な石油を埋め、住人たちに豊かな富をもたらそう」
大天使「神様。でもそうなると、カナダだけ恵まれすぎることになりませんか?」
神「・・・それもそうだな。じゃあその代わり、隣をアメリカにしよう」
6
「沈没ジョーク」
ある時、世界史上の人物達が大型豪華客船でOFF会を開いた。 客船が座礁して沈み始めたとき、船長は乗客を海に飛び込むよう促した。
ガリレオ・ガリレイには 「今なら落体の法則を実証できますよ」
コロンブスには「海の底で新大陸が貴方に発見されるのを待ってます」
ナポレオンには「貴方の辞書に不可能という文字はないはずです」
カエサルには 「ルビコン川を渡るよりも楽ですよ」
7
「埋葬場所」
スターリンが死んだ。この独裁者を厄介払いすべくフルシチョフは海外に埋葬場所の提供を求めた。
英国「わが国にはすでにチャーチル卿がおられます。大戦の英雄は1人で十分です」
ドイツ「わが国にはすでにヒトラーがいます。独裁者は1人でたくさんです」
そこへイスラエルから提供してもよいという応えが入った。
だがそれを聞いたフルシチョフは青ざめた顔で猛反対した。
「あそこは以前に復活があったんだ!」
8
『どこで捕まえた??』
港のバーに、黒人の船員が肩に巨大なオウムを乗せて入ってきた。
「こいつはすごいな。どこで捕まえたんだ?」とバーテンが尋ねると、
「アフリカさ!」とオウムが得意げに答えた。
ジョーク集その3
bottom of page