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わかった気になる!!世界史 導入編

B「高校生になったら『世界史』という科目を習うことになるけど…私は『世界史』というか『歴史』が苦手なのよね。私は今を生きているのに、なんで昔のことやるの??って感じがして。」

A「まぁね。なら身近な例を出してみようか。君は虫歯になったことがあるかい??」

B「えぇ小さい時にね。」

A「なんで虫歯になったの??」

B「えぇっと…。たしか、夜中にこっそりチョコレートのお菓子を食べていたからね。美味しくて、美味しくてずっと食べていたわ。」

A「そして虫歯になったと。その後どうしたの??」

B「とりあえず、歯が痛いのは我慢できないから、歯医者さんに行ったわ。お母さんに怒られながらね。そして今度から、歯磨きした後にお菓子を食べないようにお母さんに誓ったわ。痛い思いはもうごめんよ。お母さんにも怒られたし。」

A「うん、なるほどね。君はもう歴史を自分のものにしているよ。」

B「これのどこがよ??」

A「じゃあ歯が痛くなった原因はなんだろう。」

B「それは夜中にチョコレートを食べたからでしょう??」

A「そうだ。問題といというのは、ある日突然降って湧いてくるわけじゃないんだ。必ず原因がある。だから君は過去―つまり歴史―を振り返って考えたんだ。そうして原因にたどり着き、歯医者さんに行くという解決策を打ち出して、問題を解決。そして今後の予防策も考えたわけだ。」

B「歴史を知るということは、何かの問題を解決するうえでの一つの道具となるのね。」

A「そして『世界史』というのは、世界で起こっている色々な出来事を理解する科目なんだ。今のこの世界をよりよく生きるために僕たちは『世界史』を学ぶんだね。」

B「なるほどね。」

A「最後にこの言葉を紹介しておこう。『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』」

B「経験に学んだ私は痛い思いという代償を払ったのね。」



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