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サッチャーについて

わかった気になる!!鉄の女・サッチャー


A「元イギリスの首相『マーガレット・サッチャー』が亡くなりました。」

B「確かちょっと前に痴呆になったとかでニュースになっていたね。」

A「てなわけで、『サッチャー』の業績を見ていきます。」

B「『サッチャー』が活躍したのはいつの時代??」

A「首相になったのは1979年。当時のイギリスは、『イギリス病』と呼ばれ、経済的・社会的な問題が頻発していました。」

B「『イギリス病』ってなに??」

A「第二次世界大戦後のイギリスを振り返るところから始めよう。戦後の労働党の内閣で、いわゆる『ゆりかごから墓場まで』と呼ばれる社会保障制度を実施。また、産業の国有化を行い自国の産業を保護する政策をとっていました。」

B「それで??」

A「社会保障制度の充実は一方で政府の支出を増やし、産業の国有化で国際競争力が低下し、経済面でも弱体化していきました。」

B「なるほど。この時期はオイルショックも起きてるね。イギリスにとって、踏んだり蹴ったりの時代だったんだね。」

A「こういう時代の中で、保守党の『サッチャー』はイギリス史上初の女性の首相となります。『サッチャー』は『大きな政府』から『小さな政府』を目指し、国有企業の民営化、税制改革などを行い、国の支出を減らします。」

B「民営化ね…日本でもあったね。」

A「また、外交面では1982年『フォークランド紛争』が起こり、この紛争に勝利します。」

B「『フォークランド紛争』についての詳細はここでhttp://blogs.yahoo.co.jp/mouoteagedesu/2750766.html

A「また、教育面でも非キリスト教徒に対してもキリスト教の授業の必修化や、自虐的内容の是正を行い、全国共通学力テストを実施しました。」

B「日本でもそういう話はあるね。」

A「しかし、『人頭税』の導入で、支持率が低下。その後、辞任することになります。」

B「『人頭税』ってどんな税なの??」

A「所得に関係なく、『そこに住んでいるだけでかかる税金』みたいなものかな。」

B「ふ~ん。」

A「あと、『サッチャー』は消費税も8%から15%に上げています。」

B「いろんな改革をしていったんだね。」

A「と、まぁこのように、陰りが見え始めていたイギリスを立て直した偉大な政治家であるといえるでしょうね。『サッチャー』が行った経済政策のことを『サッチャリズム』と呼びます。その後イギリス経済は立ち直り『ブレア首相』のときに『イギリス病克服宣言』が出されました。」

B「ちなみに、鉄の女ってどういうこと??」

A「保守党党首だったころに、『ヘルシンキ宣言』(全欧安全保障協力会議)を批判したことからソ連の機関紙が『鉄の女』と呼んだんだ。」

B「なんで『ヘルシンキ宣言』を批判したの??ヨーロッパの安全保障についての宣言だったんでしょ??」

A「それが、この宣言がソ連主導で行われたものだったからだよ。」

B「なるほどね。」

A「まぁざっとこんなもんですかね。そういえば『サッチャー』の伝記映画の『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』って映画がありましたね。僕はまだ見てないですけど。」

B「今度見てみようかな。それではまた!!」







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